リウマチになってからライターになった私の話〜その2

テーブルの上に置かれたコーヒーカップ、ナッツ、ドライフラワー、メガネなどが散らばっているおしゃれな静物の画像。

現在WEBライターとして活動しているさらなです。前回は私がリウマチを患ってからWEBライターになるまでの経緯をお話ししました。今回は、WEBライターになってからのことを詳しくお話ししたいと思います。

リウマチの私がWEBライターになってから

WEBライターをはじめた頃に受けていた個人ブログの報酬は3000文字書いて300円程度。これを聞くと「WEBライターなんて食べていけないじゃないか」と思うかもしれません。

私自身、この金額の仕事をしたのはほんの1ヶ月程度。最初は勉強になりましたが、慣れてくると収入と労力が釣り合わないため辞退させていただきました。

その間もさまざまな案件に応募し、採用してもらえた仕事をこなしていましたが、経験が浅く「1文字0.5円〜1円ほどの案件なら採用される」という感覚。

その後、商品やお店のキャッチコピーを150文字程度で書く仕事に採用され、数をこなすので忙しくもありましたが、それなりに収入を得られたのを覚えています。

ただ、このころは自分で記事を執筆する仕事はなく、WEBライターといえるようなものではありませんでした。

キャッチコピーの仕事が終了になるのと同時にまた仕事がなくなってしまった私は、思いきって文字単価1円〜2円の案件にも応募しはじめました。

そして、一応コツコツと実績を積み重ねてきたのも幸いし、いくつかの案件で採用をいただいて一気に1文字1円〜2円ほどで執筆できる機会を得たのです。

湖とその周囲の森、青空に広がる雲の美しい風景画像。自然の静けさと雄大さを感じるシーン。

本格的にWEBライターとしてスタート

ここまでも一応WEBライターとして活動してはいましたが、本格的にWEBライターになったのはこの頃だと思っています。

3000文字以上のメディアの記事をまるごと執筆するようになり、「記事を書く」という生活がスタートしました。

最初は文章の書き方も安定せず修正依頼もたくさんありましたが、分かりやすく伝えてくれるクライアントのおかげでぐんぐん上達しました。

1文字1円で執筆できるようになると、時給換算で1000円程度と考えてよいと思います。

そうなると、地方のパートの時給とそこまで違いはありません。

あとは、継続してお仕事をゲットできればある程度安定して収入を得られます。個人的に思うのは、文字単価1円のお仕事はある程度実績を積めば比較的簡単に得られると思っています。

文字単価2円になると案件によって大きく異なります。文字単価1円とほとんど変わりないレベルから、しっかりとしたライティングスキルが求められるもの、薬機法の知識が必要なものまでさまざまです。

私がはじめて受けた文字単価2円の仕事は、しっかりとしたライティングスキルが必要なものでした。その分修正依頼も多くありましたが、ものすごく勉強になりました。

そのときは「やっぱり文字単価2円はレベルが高いな」と感じ、この報酬の案件に応募するのを躊躇していましたが、今となっては「案件によるからそこまでためらう必要はない」と思っています。

実際、案件の応募に関しては、「自分にこのレベルは無理」と踏みとどまるか、「結構いけるかも」とがんがん応募するか、その違いだけなのかもしれません。

コツコツ積み上げていけば、「あ、そろそろこれぐらいいけるかな?」と、次の段階に進むタイミングが見えてくるのではないかと思います。

ライターの仕事のメリット

1番にあるのはやはり、在宅でお仕事が完結することです。リウマチを患っているとまわりのペースに合わせるのが難しいため、在宅で自分のペースで働けるのはありがたいです。

ライターの仕事には納期がありますが、クライアントと相談してある程度は自分のペースを守れます。キツそうなときにはお仕事を減らすのも可能です。

私には小学生の子どもが2人いますが、参観日のような学校行事のある日でも仕事を休む必要がなく、空いてる時間に少しづつ進められます。

調子が悪くなったり疲れたりすると、横になって休んでいます。

そのように、自分のペースを大切にしながらお仕事をできるのは、今の自分の状況に本当に合っています。

木製テーブルの上に置かれたラテアートが施されたラテの画像。

ライターの仕事で気をつけていること

この仕事に慣れるまでは焦りもあり、疲れてもしんどくてもパソコンに向かっていた時期もありました。

しかし、そんなことをすると、結局翌日には体が痛んで寝たきりに。1日無理したせいで1日を無駄にするという、結局時間の無駄遣い、体はガタガタなんてことがよくありました。

何度もそんなことを繰り返し、「しんどいときはちゃんと休もう」と思い切って休むようになってからは、体もだんだんと楽になり、仕事もテンポよく進むようになりました。

リウマチを患っていると、少し無理をすると一気に症状が悪化します。なので、潔くしっかりと休むのが大切だと思っています。

あとは、指をほぐすことも意識しています。

パソコンで長時間キーボードを打っているとどうしても指が疲れます。リウマチの方であればこわばりを感じる方もたくさんいるでしょう。

私の場合は適度に指や手を伸ばし、ハンドマッサージャーでほぐしています。

最近では作業中は圧着手袋を着用しています。無駄な力が入らなくなり、作業後の指の疲れが大きく違います。

仕事面では、クライアントによっていろいろな人がいるので信頼できそうな方を見極める必要があります。

私がWEBライターをはじめたばかりの頃に経験したものでは、1記事2000文字で900円と募集されていた案件で、実際に渡された記事の構成をみると、どう考えても10000文字以上書かなければいけないものがありました。

しかも、10記事提出してからまとめて報酬が支払われる契約で、途中で辞退した場合は報酬は払えないとのこと。仕方なく10記事は提出しましたが。。。

このようなクライアントに引っかからないためには、そのクライアントの評価や過去の募集歴、プロフィールなどを確認するとよいと思います。

慣れてくると、契約前のやりとりでもそのクライアントが自分と合うかどうかわかってくると思うので、そんなに怖がる必要はないと思います。何か変な感じがすれば辞退すればよいだけです。

「WEBライターは仕事を欲しがっている」この気持ちを利用しようとする方もなかにはいるので、がっつきすぎないようにすればよいと思いますよ!

リウマチの方にもWEBライターはできる!

「パソコンの前で少しづつなら作業できるかな」そんな状態であれば、リウマチの方でもWEBライターはできますよ!

タイピングが疲れるという方は、音声入力も可能です。私も「タイピングしんどいなぁ」というときは音声入力を使用します。使いこなせば、タイピングよりも早いです!

ライティングスキルがない、学ぶ資金もない!という方も、高額なライティングコースに申し込む必要はなく、1コース300円で学べる「もくもくライタースクール」というものがあります。

車椅子で生活をされている女性が立ち上げたNPO法人が開催しているスクールで、自分のペースで学べるのでとても魅力的です。障害と共に生きている方がつくったスクールで、程度の差はあれど同じく障害を持つ方も利用しやすいと感じています。

以上が、リウマチになってからWEBライターになった私の話です。

同じくリウマチを患っていて「できる仕事がない」と悩んでいる方の一助になれば幸いです。

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ABOUT ME
40代の2児の母。2021年にリウマチを発症し、生活が激変したことで色々なことを学び中。 子育ての傍ら、ライター、ブロガーとして活動している。好きなことは文章を読む、文章をまとめる、綺麗な画像を見る、美味しいものを食べる、旅行。