体の状態が変わると、変化することが大なり小なりあると思います。
リウマチも同様に、発症してから私もさまざまな変化を経験しています。
今回は、リウマチになってからの変化を綴ってみたいと思います。
リウマチの発症と初期の変化
私がリウマチになったのは2年前の秋です。発症してから半年頃までは、体の痛みはありましたが、以前とそこまで変わらずに動けたように思います。
ところが、それからわずか2、3ヶ月で床に座ることができなくなりました。
厳密にいうと全くできないわけではありませんが、床に座ってしまうと、立ち上がることがとても大変になるのです。
床から椅子への生活スタイルの変化
ですので、座ることが怖くなり、椅子に座るようになりました。
我が家ではこれまで、ご飯を食べるときも団欒も床に座る生活でした。ですので、椅子が少ないです。
くつろぐ時に座れる場所が少なくなってしまいました。
「だから、お年寄りの家ではお茶の間に椅子やソファがある家が多いんだな」と思いました。
以前は、西洋風より和風の生活を好んでいましたが、リウマチになった今では西洋風の生活が過ごしやすいです。
もし和式のトイレだったらと思うと、恐ろしいですね(笑)。
日常生活での工夫と優先順位の見直し
また、テキパキと動くことができなくなり、動くのはかなりゆっくりです。
横になるなど休憩を入れないと疲れてしまいます。
そのため、1日でできることがかなり少ないです。
ご飯を作る、洗濯をするなどの最低限の家事とライターのお仕事、合間にできることがあれば少しする。
これで精一杯です。休憩を入れないと動けなくなるので、休憩時間も多めに必要です。
不便な気もしますが、できることが少ないため、優先順位を考えるようになりました。
そのおかげで、自分や家族にとって一番必要なことを常に考えることができるようになってきたことはよかったなぁと思っています。
リウマチを通じた心の変化と社会の見方
当たり前のことかもしれませんが、以前の自分では頑張れば色々できたので、そこまで重要視していませんでした。
今でも、「やらなきゃ」と、そこまで重要ではないことに気がいってしまうこともありますが、そういう時は大抵うまくいきません(笑)。
似たような部分で、ある意味「諦め」も持てるようになりました。
以前の攻めるタイプだった自分にとって「諦める」とはかなりマイナスイメージだったのですが、そんなことはないなと思うようになりました。
「諦め」とは、ある意味、「自分に本当は必要ないのに執着していることを手放す」というようなこともあるのかなと思っています。
リウマチになってから、できないことが増えました。
最初は慣れずに悲しい気持ちになりましたが、今ではいつの間にか「できることが多い」と思うようになりました。
リウマチになってから、動きにくかったり体の節々が痛んだりします。
気持ちはもちろん落ちこむこともたくさんありますが、世間や周りのことがそんなに気にならなくもなりました。
できることが少ない分、気になることも少ないのかもしれないなぁとも思います。
「障害をもっている人はかわいそう」というようなイメージが一般的にあると思います。
実際に、社会に合わせて生活するには大変な場面も多々ありますが、「障害をもっている人はかわいそう」というイメージは一方通行なのかもしれません。