※この記事は、2023年12月に公開されたものを再編集して掲載しています。
早いもので、2023年ももう暮れようとしています。今回は、今年はじめに書いた抱負や目標が、どのようになったのか振り返りたいと思います。
2023年の目標振り返り
私は今年の始め、2023年にやってみたいことや目標について「自立して一人暮らしをしたい」や「自分からいろんな場所に出向いたりして、以前のような人脈作りをしたい」と書きました。
今回は、今年はじめに書いた抱負や目標が、どのようになったのか振り返りたいと思います。タイトルでネタバレはしてしまっていますが…。
住みやすい環境への引っ越し

今年はできれば住みやすい環境に引っ越したいと言っていました。私は半身麻痺を負ってから家族が心配することもあり、実家でおとなしくしていましたが、実家がかなり危険な立地にあるので福祉の支援者からは引っ越しを度々勧められていました。
住みやすく、人からとやかく言われない環境に身を置きたいと思い、市営住宅や県営住宅に去年からずっと応募をしていましたが、公営住宅はまだ当選できずに、引っ越しはできないままでいます。
民間の不動産業者で、私のような障害でも入居OKとなる物件はなかなかありません。エレベーターが無いことや、部屋の中や浴室などに手すりを設置したりする必要があるんじゃないかなど、住居改修のことを心配される不動産業者も多くいます。
「本人の介護保険で手すり等の設置などの改修ができるということはあまり知られていないのだな」という印象を受けます。
もし、私のような障害でもOKいう物件があれば、検討したいところではありますが、現状ではもしOKになったとしてもさまざまな制約を課せられるのではないかという不安もあります。今後も根気強く市営や県営住宅に応募をしていかなければならないかもしれません。
我が家は親も身体が自由に動きにくい指定難病を抱えていることもあり、家への出入りは親子ともに難しいところがあります。ケアマネージャーからは「今後のことを考えると一緒に引っ越して欲しい」と言われているにもかかわらず、なかなか親は引っ越しを了承したがりません。
まずは私だけでも出て、「今の家に親が住むのが難しくなったときのために住みやすい場所を用意しておくのも必要なことかも」と考えております。

新たな挑戦と人脈作り
また、「いろんなところに出向く」というのも目標にあげていました。これに関しては障害者になってはじめて、一緒に行った友だちの手伝いも受けながらですが、電車に乗って一泊で出かけるということをやりました。
電車の乗り降り(特に降りるとき)に軽い介助さえあれば、電車で出かけることはできるということは確認でき、自信が持てました。
人脈作りに関しては、外に出ることが多くなり、いろんな人を紹介してもらえる機会が増えましたので、そこから細々とした仕事(というよりも手伝い)を少しもらえるようにはなってきました。
一応会社に籍を置いている身分であるため、金額が大きいものや大手を振って副業的なことをするわけにはいきませんが、こういうこつこつとした積み重ねが今後につながり、以前のように仕事から作ってきた人脈となっていくと信じて、自分の出来る範囲でやっていこうと思っています。

2024年の目標
さて、2024年の目標ですが、2023年に引き続き、住みやすい環境を手に入れたいと思っています。公営住宅への応募を続けて、安全で住みやすい環境を2024年こそ手に入れたいと思います。
また、乗り物の乗り降りさえ安全にできれば、旅行などにも出かけられることがわかったので、機会があれば、以前住んでいた土地に出かけて、お世話になった方々に会いたいと考えています。
このパラちゃんねるカフェのコラムもまだまだ続けられそうなので、私たち身体障害者の現状や、障害者にも健常者にも生きやすい、こういう社会になってほしいという提言や意見を書いていければとも思っています。
