発達障害者ライター自己流の文章を書くときのコツや大事なこと

発達障害者ライターによる文章を書くときのコツや大事なことを説明する画像。ノートパソコンとメガネが映っている。

こんにちは、ゆめみがちです。私はADHDと自閉スペクトラム症をもつ31歳です。

普段はこのパラちゃんねるをはじめとするwebライターや、シナリオライターとして活動しています。

私自身、文章を書くことには苦手意識が今もあって、自分なんかがあれこれ言える立場にない、と思っているのですが…。

ただ、編集の方に「ゆめみがちさんは空想癖があると言われていますが、文章の流れや構成が散らかっている印象は受けないです。何がコツがあるんですか?」と聞かれてハッとしたのです。

確かに、私の頭の中はこんがらがっています。文章を書くときに限らずいつも注意散漫だし、本当に白昼夢を見ているのかというくらい空想がよく出るので困っています。

空想にふける若者のイラストと「空想癖とどう付き合う?」というテキスト。この画像は発達障害者が空想癖とどう向き合うかについての記事に関連しています。
1日100回以上、空想しちゃう発達障害者。空想癖と、どう向き合う?私は、ADHDとASD併発型の発達障害者です。今回は私にとって、困ることもありつつ、大切にしたいと思っている「空想癖」について書いていきます。...

文章を書くことは結構苦手だからこそわかりやすい口語的な文章を

ノートを持ちながらソファに座って考え込む発達障害者ライターの女性。明るい部屋でリラックスしながら執筆のコツを思案している様子。

実は、私は文章を書くのも読むのも苦手なのです。一応ライターをやってるのに大丈夫か。

周りからはよくそんなに文章を書けるねと言われるんですが、自分では「絵や写真をやっている方が好きなのに」と昔から思っています。

その苦手意識からか、自分が文章を書くときはとにかく読みやすくするように心がけています。もはや話している言葉をそのまま文字起こししている感じ。「あなたの文章は口語的だ」とも言われます。

逆に、お役所などに出す固〜い文章は書けないんですよね。実際、固い言葉で書かなければならない議事録とかはめっちゃくちゃ苦手だし。極力取らないようにしたい…。

あと、小説を書くとなると口語的すぎるものはダメらしいです。まあ、でも小説を書くわけじゃないし!(私が目指している脚本家シナリオライターは小説ほど文章表現に関しては厳しいわけではないのです。)

一口に文章を書くと言っても色々な種類があるので、自分の得意な表現が許されるところで書くのは大事かもしれません。webがあってよかったです。

時間を置いて、他人目線気持ちで読み直すこと

ノートパソコンの前で考え込みながら執筆する発達障害者ライター。机の上にはノートとペンが置かれている。

文章を書き終えたら、時間を置いて他人目線で読み返すようにしています。

書いた直後は自分の頭の中で「こう伝えたいんだ」という情報が漂っているので、文章が変でも自分の中では意味が通じるというか、変に感じないんですよね。

しかし、ある程度時間を置いて、一読者として読み直すと「は?ここどういう意味で書いたの?」としっかちゃめっちゃかになっていると感じることが多いです。(笑)

前後の情報が抜けていたり、文章が長くなりすぎて意味が通らなくなったり要因は様々。とにかく、客観的に読みやすいかどうかを判断するためには、時間を置いてから他人目線で読むことが重要です。

構成についてはとにかく見出しを意識

机の上に置かれた吹き出し型のメモ用紙。発達障害者ライターのアイデアや考えを表現するためのシンボル。

ある程度長い文章を書くためには、その構成を考える必要があります。いわゆる起承転結というやつ。流れが不自然にならないように、どんな順番で何を伝えるかを整理するんです。

実際この記事でもやっているんですが、構成については見出しを意識することが重要です。本の目次のように、伝えたいことをブロックごとに作っていく感じですね。

長い長い文章を書くときに見出しを意識しないでいると、途中で訳がわからなくもなってきます。

読む方も見出しがある方が、どこに何を書いているかがわかりやすくて嬉しい。ブログを書くにしても何をするにしてもとにかく見出しが大事!

推しにメールとか手紙を送る習慣をつける

ハート形のカードが入った封筒。発達障害者ライターが推しに熱量のこもったメールや手紙を出し文章力アップに繋げていることを表現。

突然の推し活ですが聞いてください。文章力に関することです。

仕事とか勉強で文章力を高めようとしても、なんだかやる気が起きないというか、締切や提出期限もあるからついついその場しのぎの最低限な文章で済ませてしまうこともあると思うんです。表現力まで手が回らないというか。

しかし、推しにメールや手紙を送るとなると、自然とものすごい熱量を持つのです。

「この文章構成で大丈夫か?」とか「こう書いた方がメールを読まれる(採用される)率が上がるかもしれない!」など。何度も何度もつい熱く推敲を重ねてしまうんですよね。その習慣をつけると結構文章力は上がる気がします。(当社比)

また、推しのラジオで自分以外のファンの方のメールを聞いているだけでも文章力が上がります。この人メールうまいな〜とか、結構勉強になるんです。ぜひ推しを見つけてお便りやメールを出してみてください。

とにかく文章を書くしかないのかもしれない

ノートパソコンを前にしてノートにメモを取る発達障害者ライター。

あとはとにかく文章をたくさん書きまくるしかないのかもしれません。

過去に、他webサイトで私が書いたエッセイがバズり、大手サイトに載ったことがあるのですが「こんなレベルの文章のものをweb大手サイトで出すなクソ」とコメントをされたことがあります。

普通に傷つきましたが、「私が大手サイトをハッキングして出したわけじゃないし!大手サイト様が選んでくれたんだし!」と開き直りました。

けど時間が経って、過去に書いていたものを見直したら「ひっでえ文章だな」と思うものがたくさんで(笑)

その時はその時で一生懸命で最高の文章を書いているつもりなんですけどね。とにかく文章も量を書かなきゃ上手くならんのだなと痛感しました。

これからも発達障害のことをライターとして発信していこうと思います。

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ABOUT ME
身体性表現障害で8年の無職ひきこもりから、推し活のおかげで社会復帰に成功。しかし会社に就職するもクビになり、直後にADHDとASDスペクトラムが発覚した。現在は自身の発達障害に向き合いながら、推し活の素晴らしさを様々な角度から発信している。