障害のある人にとって、日常生活における困りごとの説明はとても負担です。
そこで今回は私が普段から使っているアプリやサービスなどで、これは使えそうかもというものをいくつかピックアップしてみました。
1.ミライロ
まず紹介するのは、障害者手帳アプリのミライロ。
こちらのアプリでは、障害者手帳を電子化し、実際に店舗、美術館等の窓口で見せることで割引を受けることができます。
このアプリを特にお勧めしたいのが、「普段から障害者手帳を持ち歩きたくない」という方。クローズで就労している方は、障害者手帳をご自宅に置かれているままということも多いのではないでしょうか。このアプリを入れておくことで、そういった場合でも心配なく割引やサービスを受けることができます。
また、特徴なのがアプリ独自の割引クーポン。普段使う飲食チェーン店の導入例も多いです。こちらも日々充実していっているようですので、チェックするとお得かもしれません。
2.トリセツ
次にご紹介するのは、困りごと整理サービスのトリセツです。
こちらのサービスでは、自分の障害種別や困りごとをポチポチと選択していくだけで、文字通りの「自分の取扱説明書」ができてしまいます。
障害者雇用の面接で難しいのが、症状の説明と配慮事項の洗い出し。トリセツではその部分をストレスなく説明できるよう、表示される選択肢が充実しています。
実際に当事者の方の意見が反映されたデータがもとになっているので、あなたの悩み事にぴったりの選択肢もきっとあるはずです。
所要時間は約5分、できあがったマイトリセツはA4一枚に収まるようになっていますので、こちらをプリントアウトして面接に持っていくのもスムーズかもしれません。
3.お薬手帳アプリ EPARK
紙のお薬手帳を使っている方、管理に困ってしまったことはないでしょうか。
お薬手帳は案外大きく、財布に入れて持ち歩くのも難しいサイズ感。ADHDで不注意症状のある方は、手帳自体を紛失することもあるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、お薬手帳アプリ EPARKです。
こちらのアプリでは、処方されたお薬の記録はもちろんのこと、薬局の予約や血圧の登録、お子さんの情報を家族全体で共有する機能もついています。
入力作業なども最小限に、QRコードを読み込むだけで処方薬の登録が完了。服用管理のアラート機能もあり、飲み忘れにも対策できます。
4.電子図書館
身体障害のある人、精神症状が強く動けなくなってしまうことのある人にとって、図書館に本を返却するのは中々億劫です。
そこでおすすめしたいのが、この数年で急速に拡大している電子図書館。
運用の詳細は各自治体によって異なりますが、自治体外在住の方にも広く開かれている場合も多く、日常的に外出することが難しい方には嬉しいサービスとなっています。まだまだコンテンツ数は少ないものの、今後の動きに期待ができますね。