13回転職した私が、一度退職した会社に戻った理由。

ノートパソコンでタイピングしている女性。一度退職した会社に再入社した理由について説明しています。

初めまして。Eauチアイと申します。仕事は、兼業主婦として家事をしながら、従業員数20人程度の電子部品の商社で営業アシスタントとして働いています。13回転職して、今の会社での勤務は2度目。いわゆる出戻り。今回は、私が一度退職した会社で、再雇用をされるまでの話について書いていきます。

自己紹介

初めまして。Eauチアイと申します。この度、ご縁がありまして、こちらに寄稿させていただく機会を頂戴いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

ざっくり、簡単に自己紹介をさせていただきます。

生まれも育ちも現在の居住地も関東圏の46歳。家族は夫と猫がいて、趣味は書くことと妄想することと重たい音楽を聴くことです。兼業主婦として家事をしながら、従業員数20人程度の電子部品の商社で営業アシスタントとして働いています。

13回の転職と出戻り

私は新卒で働き始めてから、通算13回転職をしています。今の会社での勤務は2度目。いわゆる出戻りってやつです。今回は、私が一度退職した会社で、再雇用をされるまでの話について書いていきます。

高層ビルに囲まれた都会の道路の風景。一度退職した会社に再入社した理由についての説明。

今の会社は28歳から約9年間働いていましたが、一度退職しました。その後、10社で仕事をしてから、今の会社に戻ってきました。10社と言っても、今の会社のように長く働いたところばかりではなく、最も在籍期間が短かった会社は約3日。履歴書を書くとものすごく長くなります。

退職の理由と再雇用のきっかけ

この経歴を聞くと「どうして、また戻りたいと思うような会社を一回辞めたの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

それは、自分のことを「もっと出来る子!」だと、盛大な勘違いをしていたからです。お恥ずかしい話ではありますが、私はもっと何かが出来る、もっと沢山お金を稼げるはず、そんなことを思っていました。退職してすぐ、それは勘違いだったと気付きました。

一度辞めた会社に戻った理由は他にもあります。今の会社の社長(ここではピロポンと呼ばせてもらいます)の存在があったからです。辞めた後、改めて「ピロポンはとっても、心が広くて寛容な人だ」と気づかされたからです。

当時は自分が「発達障害」だということを知らなかったのですが、障害の特性で色々やらかすことがありました。他にも、いわゆる二次障害で常に情緒が不安定で、いつ休むかも分からない状態で、9年間の在籍期間の中で2か月間休職させてもらったこともあります。当時の従業員数は10人程度で、ピロポンは私の直属の上司だったので相当迷惑をかけたと思います。

そんな私を、ピロポンは、一度も怒鳴ったことがありません。

転職経験と再雇用の喜び

「え、普通じゃん?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。私もそう思っていました。退職した後、10社での経験があって「世の中に、怒鳴る人はたくさんいるんだ」ということを知ったのです。

「ホッチキスの止め方」ひとつで怒鳴る人、初めて聞くことだとしても「どうしてルールを守れないんだ!」と怒鳴る人。様々な理由で怒鳴られました。

新しい仕事に就いても、なかなか定着しませんでした。転職と退職を繰り返すたびに、「あの会社は恵まれた環境だったんだな」と実感しました。何とかして戻りたいと思った私は、転職活動をする度に、「空きはありませんか?」と前の会社に連絡しました。

時には、会社に直接連絡するのではなく、就職サイトに求人募集が掲載されているのを見つけて、そこから応募してびっくりされたこともあります。

そして、2022年に念願叶って、再び雇用してもらえることになりました。自分で何度も応募していたものの、また働かせてもらえるようになったことが信じられず、去年の年末の納会のときに、「どうして再雇用してくれたんですか?」と聞いたら、「だって!Eauチアイさんが戻ってきたいって言ったんじゃない!」と言われました。

障害者雇用の現状と希望

ここまで読むとピロポンが無茶苦茶良い人に見えると思います。実際、良い人です。でも、時々、頭が良すぎて(だと私は思っています)、話が通じないと感じて、腹が立つこともあります。でも、寛容な人なのは確かです。

ジョッキに入ったビールで乾杯する二人の手。一度退職した会社に再入社した理由についての説明。

私がパラちゃんねるカフェで書かせていただきたいと思ったきっかけは、障害のある人が安心して活躍できる場を大企業だけではなく、中小企業にも広げていってほしいと感じたからです。

今、障害者雇用が義務付けられているのは、従業員数が43.5人以上の企業に限られています。その影響もあってか、障害者雇用は大企業の問題として捉えられることが多く、中小企業にとってはあまり関係のないこと、という印象が(少なくとも私にとっては)強いです。

ですが、私は中小企業で働きたいと思っています。大企業の、会ったことも名前もよく知らない経営者、社長の元で働くよりも、その辺をふらっと歩いていて挨拶できるような、なんなら一緒にご飯を食べてざっくばらんに話せるような社長の元で働く方が好きなのです。

これからは、ピロポンのように寛容で優しい社長が増えて、障害のある人が安心して活躍できる場を提供してもらえるといいな、と思います。

障害のある人にとって大企業の方が働きやすいのか、私は疑問に感じることがあります。「決裁権のある人、物事を決められる人の目の届くところ、相談できるところで働くほうが自分に合った働き方ができるのではないか」と思っています。

最後に

というわけで、これからは、13回転職しての経験、中小企業で働くこと、そういったことにフォーカスして、寄稿させていただければと思っています。

長々書かせていただきましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
暴れん坊。猛獣。想像を絶する図々しさと常にゼロ距離の人懐こさだけで人生を乗り切ってきました。ただの暴れん坊の気分の上下動の激しい猛獣かと思ったら44歳の時にADHD(ちょっとASD)なことが判明。色々、あー!そっかー!ってなりました。死ぬまで暴れるのはやめません。