自己流、精神科に行くときのメモの書き方

白いノートとペン

精神科に行っても、何も話せなかったことってありませんか?わたしはいつもそうでした。診察室で待っている人が多いと、変に気を遣って言えなくなるんですよね。あと、精神科に行けるときは元気なので、しんどいとは言いにくいのです。

そんなわたしがメモを取るようにしてから、不安障害が寛解しました。今回はわたしなりのメモの取り方について解説します。少しでもほかの人の役に立てたらうれしいです。

メモをはじめたきっかけ

精神科の診察室に入ると、しんどくても「特に変わりないです」と言ってしまうことからはじめました。メンタルを病む人によくあると思うのですが、変なところで気を遣ってしまうのです。わたしの場合は待っている患者さんが多いと「早く診察を終わらせなきゃ」と思って、最低限の薬だけもらって帰るなんてことが多くありました。

そうなると、せっかく精神科に行っていても改善しませんでした。

お医者さんは察してくれないし、患者さんから言われるまで察さないように気を付けているそうです。診察室に入ると「今日はどうされましたか?」だけを聞かれる場合、あれは患者さんが話を合わせないための方法みたいですね。

わたしだったら「今日は元気そうですね」なんて言われると、しんどくても元気なエピソードを引っ張り出して話します。

ブラインドの後ろで考えている人物

精神科に行ける時点で元気だから、しんどくても言えない

精神科に行けるときは元気なんですよ。本当にしんどかったら、家で寝ることしかできないので、外にすら出られません。それも相まって元気エピソードが浮かびまくります。

お風呂に入れないほど体がだるくて、一日中、寝込んでちょっと元気になったときに精神科に行けた!そんな状況だとしてもですよ。そういうことだと思います。これは良くない。

だって、「調子はどうですか?」と聞かれると、今は元気だしなーと思って「元気です!」と答えちゃうんだもの。普段から調子の悪さを周りに言えるような人なら、メンタル病んでないって。

いつも隠して「大丈夫」と言うから、ストレスを発散する場所がなくなって精神疾患になっちゃうんだって。少なくともわたしの場合はそうでした。

わたしなりのメモの取り方

精神科に行くときのメモを書いている人

そこで、しんどいなぁと思ったらメモを取るようにしました。これが非常に効果的だったので、皆さんにもお伝えできればなぁと思います。

用意するものは、お好きなメモ帳。またはスマホのメモ機能です。最初は紙に書いていたのですが、持っていくのを忘れることが多くて、ほとんどスマホのメモ機能になっています。

【手順】

  • 1.とりあえず殴り書きをする
  • 2.診察の待ち時間に文面を考える

これだけです!文章を書くのって体力が必要なんです。つらいときに丁寧に書いてられません。後でわたしが分かればよい。分からなくても、緊迫感が伝われば良し!

わたしが書いているのはこういう感じです。

精神科に行くときのメモの例。親から離れて自立したいことや生理痛がひどいことについて書かれています。

実際に伝えられるかは別として、書いて読み上げることで元気エピソードよりかは現実に沿ったことを言えます。

メモを取って伝えるようにしたら、変わったこと

前向きな気持ちを象徴するカラフルな風船

メモを取るようにしたら、症状に合った薬が出るようになりました。当たり前か。いや、わたしはその当たり前ができていなかったんです。

頓服しか出なくて、それがあまり効いていないのに言えずに帰ることもしばしば。ていうか、いつものことだったかもしれない。もはや気休めに飲んでいました。

そこから、めっちゃ効く毎日飲む薬を処方してもらえるようになって、無事、回復に向かいました。今は寛解しています。こう書くとすごい変化ですね!

最後に

手をつなぐ二人

精神科医の方は患者さんの味方になってくれるので、倫理的におかしいこと以外は何を言っても大丈夫。もし変なことを言ってくる人に当たったら、そこの医者には二度と行かない!ぐらいで良いですよ。

わたしもありました。不登校のとき、人間関係が原因で休んでいると言うと「そんな理由で?w」と言われたんですよ。精神科を変えました。合う合わないがあるので、無理しなくて良いと思います。

もし、診察室に入っても何も言えないという人がいたら、この方法を試してみてくださいね!

次回は『不安障害の人が利用できる制度』について、書けたらいいなと思っています。ぜひ読んでくれるとうれしいです。

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ABOUT ME
1997年、兵庫県明石市生まれ/文筆家と占い師/埼玉のフリーランス向けシェアハウスに住んでいます/不安障害で障害者手帳3級取得済み/元不登校/毒親サバイバー/noteエッセイ『不登校だった私の話』600スキ超/13歳から文章を書き続けていたら、いつの間にかフリーランスライターになっていました。