私が仕事で大切にしている3つのこと。

キーボードを打つ豆塚さん

16歳の時に飛び降り自殺を図り頸髄を損傷。以後車いすに。会社勤め、起業、フリーランスとさまざまな働き方を経験してきた中で、自分の中で一番しっくりきているのが現在のフリーランス。仕事をいただけている今、私自身が大切にしていることをまとめました。

私自身、会社勤めの経験がないわけではないが、本当に小さな企業で、2年しか勤めたことがなく、その後起業し、経営者としての経験も積んだけれど、こちらも2年程で辞めてしまった(会社自体はまだ存続している)。

今はフリーランスとして、物を書いたり、メディアに出たりしながら、マイペースにやっていて、このスタイルが自分には一番合っているかもしれない。

偉そうに思われるかもしれないけれど、仕事が切れずに続いているのは、誇れることかもしれない。

そんな私が、仕事で大切にしている3つのことをまとめてみた。働き方を模索している方の参考になると、嬉しい。

「フランクな人」になりきる

まずは「フランクな人」になりきる、ということ。

「フランクな人」という言い方があるが、仕事のときは意識してフランクな人になろうと努めている。フランクとは「率直」「ざっくばらん」「気さく」の意。

言葉に含みを持たせず、分かりやすく率直に伝えれば、相手もこちらの意図を素直に受け止めてくれやすく、お互い信頼しやすい。

また、言いにくいこともあれこれ遠慮せずにぶっちゃけていくスタンスを最初から取っていると、双方ストレスを溜め込まずに議論ができるし、困ったときもお互い質問しやすくなる。

嘘や隠し事がないほうが自然体でいられ、自分を変に守る必要もない。自分からオープンにしていれば、相手も心を開いてくれやすいように思う。

悪く言えば、あけっぴろげで遠慮がなく、失礼な人だと思われるかもしれないが、そう思われて仕事で損をすることはあんまりない。あくまで仕事の付き合いなので。

納期を守る

次は、納期を守る、ということ。

当たり前のことだが、納期は信頼に関わってくる。

スケジューリングが苦手で、ついやらかしてしまうことはあるが、普段からちゃんと守っていれば多少は相手も目をつぶってくれる。

「この人なら安心して仕事を頼める」と信頼してもらえているとお互いにハッピーだと思う。

どうしても間に合わないときは早めにごめんなさいをしておくことも大切。逆に言えば、なんとしてでも絶対に守らないといけないものというわけではない。

仕事より大切なことはたくさんある。

キーボードを打つ豆塚さん
photo by August(https://twitter.com/a__ugust__us)

支払いは迅速かつ確実に

最後は、支払いは迅速かつ確実に、ということ。

そもそも仕事はお金のためにやっているが、人はあまりお金のことをとやかく言いたがらない。お金にがめついとか賤しいとか思われたくないからだ。私がそうだ。

支払いがなかなかないとハラハラしてくるが、相手に指摘するのが恥ずかしい。単に遅れてるだけなのかな、もしかして忘れられてるのかな、言ったほうがいいのかな、でも出来たら自分からは言いたくないな……と悶々としてしまう。

なので、せめて自分は人にそういうことをしないように気をつけている。次回一緒に仕事をしたいときにも頼みやすく、また相手も受けてくれやすい気がする。

まとめ

仕事相手から、フランクでそこそこ仕事が出来て金払いがいい人、と認識してもらえているといいなと思っている。何よりも大切なのは信頼関係だ。

車いすに乗っていて、かつフリーランスだと、まずは信頼を得るところからハードルがある。

「この人には一体何が出来るだろう」と若干引き気味のところから接せられがちなので、オープンで誠実な姿勢を見て安心してもらいたい。

もしかしたら「障害者」のイメージをポジティブなものに出来るかもしれない、というちょっとした使命感も持ちつつ。

アピールしたい職歴・スキルだけで応募できる!
ABOUT ME
1993年生まれ。詩人。16歳の時に飛び降り自殺を図り頸髄を損傷。以後車椅子に。障害を負ったことで生きづらさから解放され、今は小さな温泉街で町の人に支えてもらいながら猫と楽しく暮らす。 ■詩集の購入はこちら