努力で発達障害は消えないが、できることはある

窓辺に置かれた花瓶に生けられたデイジーの花

みなさんは発達障害についてどう思いますか?

生まれつきの特性だと言われている発達障害。もうその特性を持って生まれたら、人生諦めるしかないのでしょうか。

努力しても発達障害は消えません。でも、できることもあると思っています。

生まれつきの特性は諦めるしかない?

今や某SNSでは悪口のように使われている発達障害という言葉。生まれつきの特性とされている分、発達障害を持ってしまったらもう人生おしまいなんだと感じる人もいるのではないでしょうか。

私も発達障害(ASD・ADHD)とパニック障害など様々な精神疾患を持っています。

自分の特性が障害であるということを認めるのには時間がかかりました。しかしむしろ私は典型的な発達障害の特性を持っており、発達障害ではないと考える方が無理があると言えるくらい診断は納得がいくものでした。

普通に働くことができず、自分の特性を恨み続け、なんとか努力でねじ伏せようとあの手この手で頑張ってきました。

しかし生まれついたものは、どんなに頑張ってもゼロになることはありません。

自分は大人数が苦手だし。音に敏感だし、一か所でじっとしていることができません。オフィスワークを何度も経験していますが、どうしてもあの閉鎖的な空間が大の苦手です。

デスクの上に置かれたノートパソコンとコーヒーマグカップ

長所に目を向けてみる

苦しい毎日の中でも、楽しいこともありました。描いた絵を誉めてもらえたり、集中力を発揮して執筆作業が早く終わったり、デザインのセンスがいいと言ってもらったこともあります。

自分ではあたりまえにできることも、人から驚かれるような事が多く、それは紛れもなく発達障害の特性だと思います。

私はずっと「普通」に憧れてきました。子供の頃から「変わっているね」と言われてきたので、人と一緒であるということが素晴らしいことだと思ってしまうふしがあります。

しかし生まれついた発達障害の特性のおかげで、こうやってコラムを書かせてもらえたり、動画を作ったりできています。
しかもオフィスワークをするよりもはるかに自分にとっては簡単です。簡単というと語弊があるかもしれませんが、それだけ無理なくできることではあります。

朝露に濡れた新鮮な草

個性というには厳しい面もある

発達障害の特性は、個性というには厳しすぎる面もあります。生活において困ることが沢山出てくるのは事実です。

しかしこの特性のおかげで、普通に過ごしていたら出会えていなかったであろう人たちと話ができたり、面白い体験ができたりしています。

努力では発達障害は消えません。

どうやっても過酷で辛い人生を歩む確率は高くなります。

でもその分楽しい経験も多くなると思っています。少なくとも私は貴重な体験をさせてもらっていると思っています。

【まとめ】

障害は個性ではありません。でも障害を含め自分です。発達障害のような生まれつきのものならなおさら。そしてそこを好きだと言ってくれる人が身近に集まってきてくれて、私の人生は楽しくなっています。言い換えると障害がつないでくれた縁です。

発達障害は消えません。でも自分らしく人生を充実させることは、決して諦めなくていいと思っています。

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ABOUT ME
1987年生まれ。発達障害(ASD)小さい頃から絵や文章を作ることが好きで、現在はwebライターとして働いている。趣味は神社仏閣散策、写真撮影、書道。夢は日本中の温泉地を旅すること。