週末の土日や祝日が終わり、会社に向かうときに感じるのが「休み明けの気怠さ」です。特に夏休みのような長期の連休明けはひどいダルさを感じるもので、僕自身「連休初日に戻りたい…」と思ってしまうことが少なくありません。
今回は、休み明けに感じる気怠さを軽くする方法について解説していきます。これから夏休みという方も、ぜひ参考にしてみてください。
仕事前日~出勤前にやっていること
休日の夕方~就寝前にかけて、「明日から仕事だ…」と思い悩む方は決して少なくありません。僕も休みが終わる日曜日・祝日などの夜は、「もうサボってしまうか」と思うくらい憂鬱な気分になることが多くあります。そのため、以下のようなことを行いつつ仕事へのモチベーションを高めるようにしています。
【仕事前日~出勤前にやっていること】
- 明日の段取りを軽く確認しておく
- ネガティブなイベントのことを考えない
明日の段取りを軽く確認しておく
1つ目は、仕事で使っているスマホ・PCを使い、明日の段取りを確認するというものです。「そんなことをしたらますます億劫に感じるのでは?」と思う方も多いですが、実際にやってみると、案外モチベーションが高まってくるのを感じるはずです。
【明日の段取りを確認しておくことで得られるメリット】
①シンプルに「明日何をするか」が明確になり、当日の行動に迷いがなくなる。
②明日やることがわかれば、「それほど大したことじゃないかも」と思えるようになる可能性がある。
人は「よくわからない状況を嫌う」といった性質を持っており、これは仕事でも同様に起こり得ます。「仕事を終わらせるまでの時間・必要な労力」がわからないと、徐々に不安感が増しやがて「やりたくない」と思ってしまうようになるでしょう。一方、タスクを一つずつ分解していけばそれぞれの解像度が上がり、最後には仕事全体のイメージの可視化が叶います。
自分の中で「よくわからないもの」が「きちんと認識できるもの」になれば、恐怖や不安といったネガティブ感情はそれほど感じなくなります。僕も明日の段取りをチェックしているうちに「とりあえず大丈夫だろう」と前向きに考えられるようになることが多いので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
ネガティブなイベントのことを考えない
仕事の段取りを確認した際、「嫌な上司との1on1がある」「気難しいお客さんとの商談がある」など、若干気遅れするようなイベントが待っていることに気づく方も多いでしょう。このような場合、可能な限り「別の何か」を考える必要があるといえます。
【ネガティブなイベントがあるとわかったときに考えてほしいことの例】
・明日食べる昼食のメニュー
・仲の良い同僚と話す内容
・仕事終わりに観る映画
ポイントは、なるべく楽しいことを考え、嫌なイベントを頭の中から追い出すようにすることです。「どうしてもできない」という場合は、ノートやメモ帳に書き出してリストアップするのもひとつの手です。紙に書き出すだけでもある程度落ち着いてくるようになるので、こちらもぜひ実施してみてください。
休み明け初日に心がけていること
「面倒だから」「気分が乗らない」からといって、自分が手がけている仕事を放棄するわけにはいきません。なかなかやる気が出ない休み明け初日、僕は以下のようなことを心がけつつ目の前にある仕事に取り組むようにしています。
【休み明け初日に心がけていること】
- 比較的簡単にできる仕事から取りかかる
- 最初からエンジン全開で取り組まない
比較的簡単にできる仕事から取りかかる
休み明け初日にもかかわらず、いきなりエンジン全開で仕事に取り掛かれる人は決して多くありません。僕もスロースターターのひとりで、ぼんやりとした状態で仕事を始めることが多くあります。そのため、自分自身に勢いをつける意味でなるべく簡単な仕事から取りかかるようにしています。
【簡単にできる仕事の例】
・届いているメッセージに返信する
・今後のスケジュールを立てる
・デスクの周りやPCの中を整理整頓する
何かひとつやり遂げることによって、自分の中にあるエンジンがかかるようになります。「エンジンがかかった状態」になれば、比較的難しい仕事でも集中して取り組むことができるでしょう。
最初からエンジン全開で取り組まない
どんなにコンディションが良いときであっても、いきなりエンジン全開で仕事に取り組むことは非常に難しいです。特に連休明け初日はまだ頭が十分に働いていない状態であることが多いので、「ややスローペースで仕事をこなしていく」くらいがベストといえるでしょう。具体的には、最初はローギアで取り組みつつ、様子を見ながら少しずつギアチェンジしていくといったイメージです。
わずかな油断も許さない上司がいる職場の場合、トイレに駆け込んで軽い休憩を取り、心身の状態が整ってから仕事を始めても良いでしょう。オフィスの外に出て軽いストレッチを行い、自分のコンディションを整えてからデスクに戻るのも有効です。クレーム対応など急を要する場合は難しいですが、通常のデスクワークであれば調整可能なので、無理のない範囲で実施してみてはいかがでしょうか。
まとめ
連休明けの気怠さは、ほとんどの社会人が感じるものだと思っています。ただし、出社するときに涙が出てくるといった危険なサインが現れている場合、たとえ大事な仕事があったとしても速やかに病院へ行くべきです。自分のコンディションを冷静に分析し、少しでも「変だな」と思ったときは、無理をせず近所の心療内科などを受診するようにしてください。