仕事と育児の両立が大変すぎる!と感じたこと3選

育児と仕事の両立に苦労している様子を描いたイラスト。妊娠中の女性が混乱している姿と「Work」「Pregnancy」「Care」の文字が描かれています。

もともとミスが多く、時間管理も苦手な私ですが、子どもが生まれると生活の難易度が上昇しました。育児と家事と仕事、やることが増えて肉体的にも精神的にもかなり疲労してしまいました。今回は私が仕事と子育てを両立させる中で大変だったことを3つご紹介します。

ADHD当事者の私が感じた子育ての難しさ

こんにちは、とくらです。

幼少期から今に至るまで、ミスを連発しながらなんとか日常生活を送っていたADHD当事者の私ですが、子どもが生まれると輪をかけて生活の難易度が上昇しました。

周囲に手助けを求めながら乗り切る毎日の中で、「世の中の保護者の皆さんは本当にすごいことをしているんだなあ」と感じます。

さて、今回は私が仕事と子育てを両立する中で、「これは大変だ…」と感じた3つのことをご紹介します。

大きなパズルのピースを持ち上げている人物のイラスト。仕事と育児の両立の難しさを象徴しています。

①スケジュール管理のパズル生活

まず1つ目は皆さんも感じることがあるのではないでしょうか。

(私の中で)子育ての最難関とも言える「スケジュール管理」、またの名を「パズル生活」です。

私はもともと時間の管理が苦手でしたが、子どもが生まれてからはより複雑かつ難しくなってきました。時間通りに動けない子を抱えながら、何としてでも時間通りにことを進めなければ生活が上手く回りません。

第1子出産から1年程で仕事を再開した後、約2年間は自宅→保育園→会社という経路で出勤をしていました。もちろん、帰りも同じく会社→保育園→自宅という経路で帰宅します。

当時、家から保育園までは電車を使って約30分かかり、保育園から会社までは約1時間の距離でした。保育園での支度の時間や、始業・終業の諸々を考えると、通勤時間に片道2時間近くかかることになります。

当時は営業時間が10時から19時の会社でしたが、時短勤務の制度を使って10時から18時で勤務していました。時短勤務でも家に帰ると20時を過ぎてしまうことも多く、本当にバタバタした毎日でした。

何か少しでもトラブルが起これば帰りが遅くなり、そのため、子どもたちの就寝時間が遅くなり、次の日の朝、子どもが不機嫌になるリスクが高まります。

そうなれば、翌日の登園、出社にも遅れが出る可能性があるため、どうしても時間通りに進めなくてはなりません。

これが本当にパズルのようで難しい。10分程度でも残業が発生すると、保育園のお迎えに遅れて延長料金も支払う必要が出てきます。

当時はとにかく常に小走りで移動していた記憶があります。

フルリモートで仕事をしている今では、あの生活に戻ってもこなせる自信がありません。本当に大変でした…。

育児と仕事の両立に苦労している様子を描いたイラスト。妊娠中の女性が混乱している姿と「Work」「Pregnancy」「Care」の文字が描かれています。

②圧倒的な疲労感

2つ目は「圧倒的な疲労感」です。

第2子妊娠中から半分リモートワークに切り替えたことで、何とか危機的なパズル生活は脱したのですが、今度は妊娠中に幼児を送り迎えして仕事をして家事をして…というタスクに体が限界を迎えているのを感じました。

①のようなパズル生活をしていた頃は、もはや疲労を感じる暇もなかった可能性はありますが、下の子の妊娠中はとにかく毎日疲れていました。

大きなお腹で幼児を連れて電車に乗り、保育園に行くのにも一苦労。毎日早く寝ることだけを目標に生活していました。絵を描いたり、本を読んだり、映画を見たり、という趣味に費やす時間を平日に取れることはほとんどありませんでした。

肉体の疲れもそうですが、精神的にもかなり辛い時期でした。

もともと物忘れが激しく時間管理も苦手な私にとっては、妊娠という一大イベントと、仕事、3歳の育児はグルグルと目が回るほどの情報量で、脳内も疲労が蓄積していたのだと思います。

ある日、退勤の挨拶をすると同時になぜか涙がボロボロ流れてしまい、上司にとても心配されてしまいました。

この頃は今考えても「大変だったな」と思います。

③リモートだからできるはず

3つ目は「コロナ禍あるある」かもしれません。「保育園がお休みでもフルリモートだから自宅育児で乗り切ろうとしてしまう」現象です。

無理に無理を重ねることになるので、次は絶対やらないぞ、と思いつつも何度も繰り返してしまいます。

子どもは熱を出したり、感染症を保育園で貰ってきたりと、予想外のタイミングで体調を崩しますが、そのたびに仕事を遅刻・早退・欠勤するのも心苦しいものです。

しかし、リモートワークをしている今では、保育園を休んでも自宅で育児をしながら仕事をすることも物理的には不可能ではありません。

そのため、「しばらく保育園が休園になってしまい利用できないので、ミーティング中に子どもたちが入ってくるかもしれません」などと断りを入れて仕事を始めるのですが、もちろんスケジュール通りに仕事が進むわけはありません。

パソコンに興味津々の2歳児と、喋りたいことが多すぎて時間が足りない5歳児が同じ空間にいると仕事にならないことは明白です。

朝早く起きて仕事をしたり、お昼寝の間に鬼の形相で作業を進めたり、夜遅くまで仕事をしたりと、少しでも自分の自由になる時間を探しては仕事に取り組んでいましたが、とにかく疲れました。

最初からおとなしく会社を休んでしまうという方法もありますが、リモートだからこそ、なんとなく「子どもの保育園が休みなので仕事を休ませていただきます。」とは言いにくい…。

また、コロナ関連での休園は長期間になることも多かったため、そのたびに欠勤していては全く仕事になりません。

とにかく無理やり仕事と家庭保育を両立させることに、現在進行形で消耗しています…。

慣れないうちは家庭内が険悪な雰囲気になることも多々ありました。早くこの感染症の流行が収束してくれることを祈るばかりです。

まとめ

今回は、仕事と育児を両立する中で大変だと感じた3つのことをご紹介しました。

育児中は何かとやることが増え、細かい見落としが多くなりがちです。それが結果的に更なるストレスのもとになっていくこともあります。

自分なりに少しでも負担を軽減できる方法を模索していきたいですね。

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ABOUT ME
1991年生まれ。下町暮らしのフリーライター・イラストレーター。出産後ADHDの診断を受ける。様々な立場の生きづらさを考えていきたい人。